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About SILs

SILs概要

代表理事挨拶

Message

人と人との繋がりで世界を豊かにする

 

SILsは「博士課程修了者の就職率の低さ」という問題解決のために、京都大学大学院総合生存学館のメンバーを中心に2020年12月に立ち上げました。私たちは、博士課程という最高学位を修了した人材が、社会の様々な問題に対してリーダーシップを発揮して人をリードし、問題解決に貢献して欲しいという思いがあります。

リーダーシップとは簡単に表すと「人を導く能力」です。この「人を導く」という能力は、「多くの人と人との繋がり」によって育まれるものだと考えています。

私も20代の苦しい時期、人の繋がりに助けられ、育てられてきました。今の時代に珍しいかもしれませんが、20代の頃のは本当にお金が無く、支払いが出来ず何度も電気やガスが止められ、食事もアルバイト先の廃棄やまかないで生活し、大抵バイトが無い日は食事がありませんでした。やっと普通に生活して食べれるようになったのはスポーツトレーナーとして仕事が安定した26歳でした。

そんな20代ですが、お金がない中でたまに仲間と共に集まって安い居酒屋でお酒を飲んでつながった繋がり、日給3000円で少年サッカーチームのアップからダウンまで働いてつながった繋がりなど、多くの繋がりで私は生活できるようになりました。

そして今こうやってSILsを立ち上げていることも「人との繋がり」があるおかげです。

同じ分野の研究者と交流を深め、論文を書き上げてきた博士課程修了生に圧倒的に足りていないものは「人との繋がり」であると感じています。

私たちSILsが行おうとしていることは、「人と人との繋がりの場の創出」です。人との繋がりは、ただ同じ空間にいるだけで作られるものではありません。一緒に食事をしたり、一緒にスポーツをしたり、一緒に仕事をしたりと共同作業によって生まれるものです。多くの人と共同作業をした経験が、コミュニケーション能力や段取り力を育み、結局それらを人に伝えられるレベルまで高めた人が「リーダーシップを持つ人」となると考えています。

「人との繋がりが人を育て、その人がさらに多くの人を育て、世界のあらゆる問題解決にその人が関わっていく」

私はそんな世の中を実現するために、邁進していきたいと考えています。

特定非営利活動法人Socially Impactful Leader Scholars
代表理事

略歴

19歳にスポーツトレーナーを始め、21歳より秋山鍼灸整骨院にて働く。マイナースポーツチームや少年スポーツチームにて身体のケアがほとんど行われていないこと、メジャースポーツでもスポーツトレーナーを雇うことで満足している現状を改善しようと、22歳にスポーツチーム内の身体への意識改革を行うスポーツトレーナー集団α-CUBEを立ち上げて活動を行う。

現在、京都大学大学院総合生存学館博士一貫課程所属